

「スロップシンク」という言葉、ご存じですか?
SLOP(スロップ)とは「泥水」、SINK(シンク)は「流し(台)」の意味。通常の流し台よりも深型 のシンクで、アメリカなどの家庭では、ごく一般的な設備。日本でも戸建てのお宅では改築の際に洗濯機横に設置したりする方も増えています。 数年前からマンション設備としても定着し、ほとんどの場合が バルコニーに設置されています。(一階の専用庭の場合を除く)
あると便利そうだけれど、設置場所がバルコニーに限定される分、使い勝手も限定されるのでは?と思われるかもしれませんが、だからこそ使える!というメリットが実はたくさん。
最近のバルコニーは以前に比べ格段と広くなり、共有部分でありながら活用法も住む人のライフスタイルによって多様化しています。今回は、戸外に設置された汚れ落とし専用洗い場として、「スロップシンク」が日常どのようなシーンで活躍するのか、その魅力についてご紹介します。
泥のついた靴やユニフォームなどを、いつもきれいにしておきたいお風呂場や洗面所で洗うのは、後に使うことや掃除を考えると、どうしても気がひけてしまうもの。でもスロップシンクなら、そんな気兼ねは不要です。 洗い終わった後も、室内を通ることなく、すぐに外に干しておけるのも、うれしいところです。
流し台の深さも、その魅力の1つ。ゴシゴシ洗いたいけれど、その際に飛び散る汚水が気になってしまうこと、ありませんか。戸外に設置されていて深型のスロップシンクなら、壁や床への汚水の飛び散りも気にせずに、存分に汚れ落としができます。汚れたぞうきんやモップ、デッキブラシなど、掃除用具を洗うにも最適で、そのままシンク水をためてバケツ代わりにも使えるのも、深型シンクならではのよさ。
例えば靴洗い。砂場遊びを満喫したスニーカー、サッカーや野球で駆け回ったスポーツシューズ、そして週に一度持ち帰る上履きなど。靴洗いのシーンは、意外に多いものです。スロップシンクなら、これらを一度にすべてつけ置き洗いすることも可能!カーテンなど、かさばる大物もOK。日常頻繁に使用するお風呂場や洗面所を占領してしまうことなく、一度にたくさんの量をつけ置き洗いしておけます。
大掃除のときは、スロップシンクの本領発揮!例えば、ほこりのたまった扇風機のカバーや羽、エアコンのフィルター、頑固な油汚れのレンジフードなど…。スロップシンクにぬるま湯をはり、洗剤と共につけ置き洗いしてからこすれば、気持ちよいほどにきれいに汚れが落ちてゆきます。
ベランダガーデニングの際は、このスロップシンクが主役道具の1つ。シンクの蛇口にホースをつけての水やり、植栽などの後の泥落としなど、日常なくてはならない存在です。このほかにも、熱帯魚などの水槽の水かえをするときや洗うとき、自転車などのメンテナンスをして オイルなどで道具や手が汚れたとき、アウトドアを楽しんだ後のコンロのすす落としなど。 趣味の場面でもスロップシンクは大活躍。その便利さが実感できます。
スロップシンクは、椅子に座っての作業ができるというのも大きな魅力。こすり洗いも、無理にかがんだりせずに楽な姿勢のままで洗えます。お天気の良い日、バルコニーに椅子を出して腰掛けて日なたぼっこをしながらならば、汚れ落としのゴシゴシ洗いも、きっととても楽しくなるはずです。
バルコニーでの一番の楽しみは、やはりガーデニング。季節とともに、さまざまな色や香りを楽しませてくれる植物は、暮らしにうるおいを与えてくれます。花だけでなく、ハーブや野菜などを植えれば、育てるだけでなく、収穫の楽しみも味わえます。
鉢植えならば、花を咲く時期ごとに一番眺めのよい場所に移動させたり、気候に合わせて室内に置いたりと、持ち運びも便利。成長してきて根詰まりを起こさないように植え替えしたりするときは、スロップシンクの出番。鉢や作業中の手だけでなく、作業後のさまざまなガーデニングの道具もまとめて洗えます。わざわざ室内へ移動したりすることなく片づけ完了。
年間を通じで、さまざまな楽しみ方ができるガーデニング。スロップシンクも、そのたびにきっと大活躍することでしょう。
室内を汚したり、生活導線に支障をきたすことなく使える洗い場としての機能は、実際に住んで使用するほどに、その価値が実感できる大きな魅力。多目的、多用途で使えるスロップシンク、ぜひ存分に活用なさってください。
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