REPORT不動産投資セミナー2021年9月5日(日)開催
PROFILE シンガポールに10年間滞在。 その後、外資系銀行で専属ファイナンシャルプランナーを経て2011年当社を設立。実践的な情報を提供するために、自ら様々な資産運用も実践し、不動産は1棟8部屋所有。著書「58歳で貯金がないと思った人のためのお金の教科書」は5万部発行。
9月5日(日)、東京/ギャラリークレヴィア新宿にて、株式会社アルファ・ファイナンシャルプランナーズ代表の田中佑輝氏を講師に迎え、「将来のための資産づくりセミナー」開催いたしました。会場にはベビー連れの若いカッブルやお子様と一緒のご家族も含めご参加者の年齢層が若く、広い世代における不動産投資への機運の高まりが感じられました。
本セミナーは不動産投資の入門編として資産づくりのノウハウを解説するもので、マンションを購入して賃貸物件として資産運用するための成功術を学びます。まずは「不動産投資をやる前に知っておきたい基礎と応用知識」と題して、不動産投資はどうやって利益を出すのか?債券や株式などほかの投資との違いは?そのための準備は?など基礎的なお話から始まりました。
不動産経営を上手に進めるための最初のポイントは「手間を減らしてキャッシュを増やす」という目的をしっかり持つこと。不動産投資は額が大きいだけに不安も付きまといますが、自信を持って進めるためにはどんな心構えで臨めばいいかのポイントを簡潔にお話しいただき、行動への敷居が下がったように思われました。
さらに初歩の知識として、債券や株式と不動産投資それぞれの特長を分かりやすく図式化して説明いただきました。投資にはいろいろな種類があることは漠然と知ってはいましたが、それぞれに特長やリスク&リターンの違いがあり、その中での不動産投資の位置づけが明確になったことで、まずは頭の中の整理ができました。講師の田中氏も多数の投資用不動産物件を所有していることから、アドバイザーとしての理想論だけに終わらず、投資家としての視点でのお話は現実感があり、説得力があるものでした。
これまでの基礎知識を頭に入れたうえで、次は「いい物件の選び方」へと話は進みます。いい物件を見分けるための比較分析方法を教えていただきましたが、ここでキャッシュフローと利回りという専門用語が登場。少し戸惑いますが、具体的な数字を基にした計算式などでわかりやすく解説。その際に覚えておきたい4つの数字「表面利回り」「実質利回り」「NOI」「NOI率」というさらに専門用語も事例を示しながら説明いただいたことで、ぐっと理解が進みます。
また、物件選びの際に重要な“高利回りと立地”“新築物件と中古物件”の検討ポイント、“空室率”についてなどもお話しいただきました。そして最後は「将来の純資産」について。不動産投資のポイントは長期保有にありますが、それでは例えば30年間保有した後の自分の資産がどうなっているのかを試算してみること。つまり、長期的な視野を持つことが、物件選びにも投資活動にもとても重要なことだと教えていただきました。
講演の最後にいただいたお話がたいへん印象的だったのでご紹介します。講師の田中佑輝さんが尊敬する、京セラ元社長の稲森和夫さんの経営理念に「血肉化」という言葉があります。それは、知識は蓄えるだけでなく、それを基に行動に移すことが大切だということ。田中さんからは「このセミナーを聞いた後は、実際に物件の検討を始めてみる、見に行ってみる。また、将来の純資産の計算をしてみるなどどんどん実践に移し、不動産投資の成功への道を歩み出していただきたい」とのエールを頂戴しました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。